ストレンジス(強み)とスキルの向上のための統合的コーチング・ワーク

                                                              

  テーマ: ストレンジス(強み)とスキルの向上 統合的コーチング心理学・ワーク

  ポジティブ心理学,コーチング心理学,交流分析(エゴグラム),
  認知行動科学,文章完成法 など統合的に行うコーチング心理学ワーク

※随時更新される場合がございます。
また,自己学習のため作成しておりますので,予めご了承願います。


◆目的

このワークは,自分自身の自信を構築することを目的としています。どうでもよいことに気をとらわれるよりも,ポジティブな視点から,クライエントは,より自らの目標や夢について,語ることが出来るようにします。

◆内容の説明

コーチング・セッションの中で,個人の間、クライアントは,「しなければならない」,「そうでなければならない」「期待に応えなければならない」「必ず,成し遂げなければならない」と

自分の希望ではなく,「他者」の希望を聞くために,

「いいひと」(従順)になっているといったケースが当てはまります。

交流分析のエゴグラムに例えると,頑固な父親(CP),従順な子供(AC)の複合型,つまり,従順で頑固という特徴の人に当てはまりやすいと考えます。

自ら,彼らが他の人を喜ばせるために何かしている。または,彼らが他の人が,特定の方向でふるまうことを望むと思うことを、これは示唆することができます。

たとえば,ある学生は、自分の先生または家族を喜ばせるために、
教職課程や自分には向かないような専門課程を受講しているといったケースです。

◆プロセス

この戦略に対する3ステップあります:

◆ステップ1自信を呼び起こす
【質問】

「自分の自信につながるような成功体験には,どんなものがありますか?」

※以下に記述してください。

【                      】

その成功体験を今の自分にどのくらい活用できていますか。

全く活用できていない 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10?? かなり活用できている
「自信を高めるために,どんなことができそうですか?」

※以下に記述してください。

【                      】

自信を向上させるために,彼らが誇りに思う過去の経験または達成について話すように,クライエントに依頼します。しばしば人々が過去の成功について話すとき、彼らの考え方について,正しい認識を取り戻せるようになります。

以下の点について意識するように対応を行います。

・クライエントがより深く語るようにする

・クライエントを笑顔にして,リラックスさせる
・うれしいという気持ちにする。
これについて,肯定的なフィードバック(ポジティブな受け答え,即応)を与えて,賞賛(ほめる)を行います。

ステップ2成功の概念を探求する

彼らがあなたに提供する経験に基づいて、彼らの感覚がどのように成功によって促進されるかについて、クライエント(セルフの場合は自分)に質問してみましょう。

STEP2-1 5つの感覚と記憶

視覚:イメージが豊かな状態ですか(色彩,コントラスト)?

触覚:それを描くことができますか?

聴覚:音声は聞こえますか?

臭覚:どんな香りがしますか?

STEP2-2 認知と感情

感情:どんな気持ちになりますか?

認知:その経験から,今の自分自身を見直すとすれば,

   どのように見直せるでしょうか?

(リフレーミング)

焦点:イメージをしたときに感じる「もやもや」感はありますか?(フォーカシング)

問題:もやもやしたものがあるとしたら,それは何ですか?(問題焦点化)

STEP2-3

ストレンジス:自分の強みはどこにあると思いますか?

クライエントの持つストレンジス(強み)と技術に焦点を合わせて議論をしていく。

ステップ3: ストレンジス(強み)のポジティブなリストを作成する。

約10~20個程度の文章を完成させる。(文章完成法)
「私の強みは,_______________。」

「私の強みは,_______________。」
「私の強みは,_______________。」

最後に,記述された内容について,コーチング

セッションを行う。

◆留意点

クライアントには非常に低い自尊心の状態であるとき,

活動自体が不適当である場合であるとか,

達成が不可能なような,あまりにも挑戦的な場合があり,それらについて確認を行います。


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